介護職の職業病とその改善策

超高齢化が進み介護業界は多くの介護職員を必要としています。その中で問題になっているのは職員の職業病です。介護職の職業病して代表的なものは腰痛です。利用者を持ち上げたり支えるなどの動作が日常の中で数多くあり、その度に腰に負担がかかります。介護職として働く場合は、研修の中で腰に負担を掛けない動作や原理などを学びます。しかし忙しい中でついうっかり無理してしまう場合も多くあります。人手不足になっている職場程忙しく無理な態勢で動き、さらに悪化させて休職や退職に至るなどの悪循環が起こりがちです。腰痛は悪化させる前にストレッチやマサージなどで緩和していくことが大切です。また古武術介護などの身体を無理に使わない動作を学ぶことも効果的です。(おすすめサイト→つらい腰痛に悩む介護士へ

次によくあるのは不眠症や睡眠不足による不調です。夜勤や残業、早出などの不規則な勤務シフトで働くことで、体内時計が狂い質の良い睡眠がとれなくなります。一旦不調になると眠れないことに焦り、より悪化させることになります。これに対する改善策は悪循環に陥る前に、無理やりにでも体内時計を正常に戻すことです。具体的には夜勤明けでも朝帰宅して寝ることはせずに、夜まで我慢することです。仮眠をとるにしても昼寝を十数分行う程度に止めておき、早めに就寝することで質の良い睡眠が取れます。残業で夜遅く帰宅した場合は、夕食を軽くして内臓に負担をかけない方が良く眠れます。翌朝栄養補給した方が生活リズムが整います。また体内時計は光や食事と深い関係があるので、朝日を浴びることや食事の時間を同じにすることも効果的です。